東京八王子市にあるサウンド瞑想スタジオ-今まで経験したことのないリラックス&サウンド瞑想

2-09 人間変容 Human Transformation

人間を超える(Transcending Human)とは、人間以上のものになることです。不完全な進化論的生物から、完璧な実存的リアリティへと進歩する、ひとつの状態から別の状態へと変化する、あるいはまた、存在や行動のあり方を新たなものにすること、そして、より高いレベルへと向上していくことです。

私達は皆誰でも、「できることなら変えたい」と思っていることがあるはずです。より良い仕事に就きたいとか、新しい家が欲しい、あるいは人間関係を改善したいなど。このような欲望は、私達が自らの潜在的可能性を完全に具現化するまで、果てることはありません。私達人間というのは、往々にして、自分がこうありたいと思っているものとは異なっています。そのためにうわべを取り繕い、内面が暴かれないよう守りを固め、欠点や不完全さ、失敗等を隠して生きています。このような自己防衛的姿勢を維持するためには、大きなエネルギーが必要となるため、本来もっと有効に使われるべきエネルギーを使い果たすようなことになりかねません。

この現実の自己と想像(仮想)の自己のような両極性(polarity)から生み出された緊張から、

恐れや不安、パラノイア、あるいは方向性の欠如などが生じ、それがひいては、健康状態の悪化や、達成感の欠如、実際の失敗へとつながって、そのために、満足した人生を味わうことができなくなるのです。注意力が外界に向けられている限り、愛や平和、平安、つながりを感じたり、安定した境地、圧倒されるようなエクスタシーを味わうことは、決してできません。そのような体験は、注意力の焦点(focus)を内的宇宙(Innerspace)に向けていない限り、得られることはないのです。

現実に現れている自己と未だ現れていない自己との相違から生じる様々な症状を改善するために、多くのテクニックが開発されてきましたが、真の調和的変容(harmonic transformation)に匹敵するほどの持続的な効果もつものはありませんでした。

この挑戦に応じて、それを成し遂げるということは、

完全で純粋な、そして全体が統合された真の自己になるということです。真の自己は分割されたり、排除されたりすることはなく、ひとつの独立した存在であり、傷つくことも、損なわれることも、害されることもありません。健全で、欠けたところのない、一様な組成を持つ完成したものなのです。不調和成分を含まない、完全な調和音のなかにあって、混合されることもなく、不純なものとは無縁の存在であり、確固とした目的と行動を伴う独立性をもった各部分が、相関関係を保ちつつ構成している実体なのです。

言いかえれば、私達が真の自己になるためには、まず、人生に求めるものの実現を妨げている、思考や表現、行動、あるいは非-行動的な傾向などあらゆる不完全なものから、自分自身を引き離さなければなりません。傷ついたり、フラストレーションや不安、恐れ、怒り、嫌悪、軽蔑、憎悪、苦痛といった感情は、私達の人生に繰り返し現れます。それはまた、自分の可能性を最大限に引き出して具現化させる責任は自分自身にある、ということを思い知らせてもくれます。けれども、そのような感情に浸ることなく、自分自身をそこから引き離すことができれば、傷つくこともなくなりますし、ネガティブな感情を止めることもできるようになります。

変化には2つの種類があります。

みんなが良く知っているのは、植物の種や、人間の子供が成長するように、ひとつの単純な形から、より複雑なものへと進化する「自然な成長」です。もうひとつの成長は、「調和的変容(harmonic transformation)」と呼ばれるものです。この「調和的変容」による成長を遂げるためには、実際の自己と潜在的自己との間に存在する緊張を解決しなければなりません。自然な成長が努力とは関わりなく起こるのに対して、調和的変容には「選択」と「行動」という要素が不可欠です。

さらに、この行動の実践に加えて、調和的変容をもたらすには、必要充分なリソースと、そのひとの人生に深く関わる他者からの献身的にサポートが必要です。例えば、あなたがこの文章を読むことも行動実践のひとつであり、私達があなたをサポートするとお約束することもまた、この行動実践の一例なのです。この他に必要なのは、この転換をより効果的に優雅に行なうための、適切な道具と充分なリソースだけです。

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