以下の画像は、HRT音声分析で、自分の願いや目標を録音し、スーパーコンピュータで解析したデータです。
音声に含まれている様々な情報をグラフ化し、内面のエネルギーバランスを自己確認できます。
ここでは、Cさんのデータを基に査定してみましょう。
①コントロール画面上のデータ査定
HRTソフトを立ち上げた時、最初に表示される「コントロール画面」には、
基本的なデータが表示されています(上図赤枠内)
■音声収録した際の目標・願いに対するリソース量
■現実と仮想のリソースバランス
この2つのデータを見ることができます。
Cさんのデータでは、リソース量が「892.779」とかなり高い数値を表示しています。
一般的には300~600の範囲で、平均は450くらいです。
Cさんの場合は、平均値よりかなり大きく現れています。
このような場合、2つのケースが考えられます。
○ストレスフルな状態で、リソースの無駄遣いが激しい
○収録した目標や願いに対して、リソース量が豊富なリソースフルな状態
どちらのパターンかは、以降のデータを確認することで、見えてきます。
次に、リソースが、「現実」と「仮想」の次元にどのように配分されているか、
分布比率を確認できます。
「現実」に多く配分されている場合は、
思考よりも行動に重きを置くタイプであることを示しています。
顕著な現れ方としては、「心ここにあらず」「考えなく、やみくもに行動できない」というような状態。
「仮想」の比率が多い場合は、
思考を行動より優先するタイプであることを示します。
この傾向が強くなると「ぐずぐずする」「なかなか行動しない」という現れ方になります。
Cさんのデータでは、「現実427.484:仮想465.294」
やや仮想にエネルギーが偏っていますが、それほど大きな比率ではありません。
ある程度バランスがとれていますが、もう少し微調整されれば、
ものごとの進み具合や考え方などがスムーズになってくるかもしれません。
②線形表示画面
線形グラフでは、「肉体レベルと精神レベル」、又は「過去と将来」の次元に、
リソースがどのように分布しているかを確認することができます。
理想的なパターンは、大きな山(現在を表す)が一つあり、
そこからなだらかに両側にグラフが広がっている形です。
Cさんのデータでは、大きな山(基本周波数域)が大きく左側に下がっており(過去領域)、
さらに、将来領域にも、多くのリソースが振り向けられています。
これは、将来に対する期待や不安(又はその両方)、過去に対する後悔、
あるいは精神的な過度のストレスを感じている状態で、
リソースを有効に配分できていないと判断できます。
もう少し現在にリソースを集約するように意識することで、
散漫になっている意識を、フォーカスしなおすことが出来るかもしれません。
③位相分布表示画面
今回のCさんの分布では、左側の円グラフに着目してみましょう(赤枠内)。
これは、次の画像の「オクターブ分布」を円グラフ化したものです。
このグラフを見ると、各音階にまんべんなくリソースが分布しています。
これは、成長の段階が「混沌状態」のプロセスにいることを表します。
このような状態から、新たなポテンシャル(可能性)が浮上してきて、
再構築が始まり、秩序の形成に向かいます。
ただ、他のグラフの状態も含めて判断すると、
今回のアファメーションに対しては、
混沌状態の中でリソースが分散している状況がうかがえます。
新たなポテンシャルが浮上してくるように、意識を整え、
分散しているリソースを集約するように心がけることで、
豊富なリソースを有効活用できるようになるでしょう。
④オクターブ分布表示
このチャートは、音階とオクターブにどのようにリソースが分布しているかを表します。
音楽療法やサウンド・ヒーリングを行っているセラピストの方は、
とても重宝するデータではないでしょうか?
このチャートのリーディングは、少々難解なので、簡単な読み解き方をご紹介します。
Cさんのデータでは、線形表示でも表れていたように、基本周波数域は、低い周波数にありました。
このチャートで見ても、それが良くわかります。
白い枠で囲まれた欄が、基本周波数域の最大マグニチュードがある場所になります(赤枠内の白枠)。
一般的に、男性の場合は「-1~-2」。女性の場合は「0~+1」になります。
Cさんの場合は、「-5」にありますので、かなり低い音域にあることになります。
この基本周波数域から上部は、「将来・メンタル」を示し、下部は「過去・肉体」を表します。
Cさんの場合は、ほとんどのリソースが上部に振り向けられており、線形表示と同様に、
将来に対してかなり意識を振り向けていることが解かります。
「もしこうしたら~」「こうなったら~」などと、頭で考えすぎているのかもしれません。
⑤スペクトル領域データページ
このグラフは、「スピリット・レベル」「マインド・レベル」「肉体レベル」「予備エネルギー」の
各レベルでのリソース分布を表しています。
Cさんのグラフで、気になるバランスは、
最下段の「予備エネルギー」(白色)の中の3番目のバーが大きくマイナスになっています。(赤枠内)。
これは、予備エネルギーの中で、情緒的・感情的な領域がマイナスになっています。
情緒的にショックな出来事があったり、感情面に影響を受けているかもしれません。
また、スピリットレベル(青色)が、大きくプラスになり、過剰、緊張を示しています。
意識の深いレベルでの緊張が、リソースの無駄遣いの原因の一つなのかもしれません。
言いようのない不確かな不安感や信心に対する不信感などがあるかもしれません。
右側の縦2列のグラフは、今回の音声分析データを基に、
スーパーコンピュータが生成したフィードバックバランスです。
各次元のバランスを調整して、全体的に調和するように計算されています。
このデータに基づいて、HRTセッションのHRTサウンドとマトリクス画像が再生されます。
ユーザーが、画面を操作して自由に作り出すことが出来るサウンドは、
3チャンネルのミックス再生が可能です。
(簡単に言うと、3種類のステレオサウンドをミックスして聴くことができるということです)
マトリクス画像は、12種類から選ぶことが出来、
それぞれの画像は、あなたの心の風景を映し出した鏡のようなものです。
画像の中のピクセル(点)の一つ一つが、意識の要素を表しているのです。
そのためHRTサウンドや画像は、各人によって違うオリジナルのものとなるのです。
Cさんのデータを総括すると、
リソース量は豊富なのですが、分布状態が散漫になっており、強いストレス状態になっているようです。
HRTセッションで、リソースを調和してゆくと、
もともとリソース量が多いので、スムーズに目標達成に向けて進行して行けると思います。
下の画像が、今回のデータで作成されたマトリクス画像の一つです。
Cさんの感想
ちょうど突発的なアクシデントに見舞われ、
過去の自分を責めたり、自暴自棄になりかけたり、深い睡眠ができないなど、
かなりキツイ状況で音声分析を行いました。
データリーディングで、自分の状態がしっかりとデータに表れているのを見て、
自分のことが客観的に見えてきて、可笑しく感じられ、気分が少し楽になりました。
ストレス下にいる時は、
自分を客観的に見たり感じたりすることが大切だなと再確認しました。