Aさんのデータ査定 3か月後に再分析してみての比較

Aさんは、関西から音声分析の為に定期的にHRTスタジオを訪れています。
普段は、自宅のパソコンでHRTセッションを行っています。
4月6日と3ヵ月後の7月16日のデータを比較して、リソースの変化を確認してみましょう。

2007年4月6日音声収録分

①コントロール画面上のデータ査定


コントロール画面上のデータ査定

HRTソフトを立ち上げた時、最初に表示される「コントロール画面」には、
基本的なデータが表示されています(上図赤枠内)
■音声収録した際の目標・願いに対するリソース量
■現実と仮想のリソースバランス
この2つのデータを見ることができます。

Aさんのデータからは、リソース量が少なめだと読み取ることが出来ます。
「237.46」がAさんのリソース量を表していますが、一般的には300~600の範囲で、平均は450くらいです。
Aさんの場合は、相対的にエネルギーが低い状態だと査定できます。

次に、リソースが、「現実」と「仮想」の次元にどのように配分されているか、
分布比率を確認できます。
「現実」に多く配分されている場合は、
思考よりも行動に重きを置くタイプであることを示しています。
顕著な現れ方としては、「心ここにあらず」「考えなく、やみくもに行動してしまう」というような状態。

「仮想」の比率が多い場合は、
思考を行動より優先するタイプであることを示します。
この傾向が強くなると「ぐずぐずする」「なかなか行動しない」という現れ方になります。

Aさんのデータでは、「現実17.962:仮想219.499」
かなり極端な比率で、仮想にエネルギーが偏っています。
自分では行動に移さなければいけないと思いつつ、なかなか踏み出せずに葛藤していたり、
リソース量が少ないために、行動へのモチベーションが下がっている状態が考えられます。

②線形表示画面


線形表示画面

線形グラフでは、「肉体レベルと精神レベル」、又は「過去と将来」の次元に、
リソースがどのように分布しているかを確認することができます。

Aさんのデータでは、大きな山(基本周波数域)から右側に、不規則な山ができています(上図赤枠内)。
これは、精神的なストレスを感じている状態か、
将来に対する期待や不安などがあることを示しています。
HRTでは、その山の内容がポジティブなものかネガティブなものか、
時間的にいつぐらいの出来事かという判断はできません。
HRTセラピストが、データ査定を体験者に伝えることで、
体験者本人が、ストレスの原因や将来に対する期待や不安を自覚するケースが多く見られます。

このデータを読み解いて、Aさんにアドバイスするとしたら、
先のことに意識を向けすぎていて、「今現在」の行動が出来ずにいるように見えるので、
もう少し、「今」を意識して生活するようにしてみたら良いと思います。

③位相分布表示画面


位相分布表示画面

目標や願いを実現するために、HRTでは4つの段階があると考えています。
1)思考
願いを思う段階。目標を立てる段階。
2)表現
その願いを外界にアプトプットする段階。
人に伝えたり、文章にしたりして表現し、思考を整理するステップ。
3)行動
実現に向けて、行動する段階
4)具現化
思考から始まった実現のサイクルの最終段階。結果を得る段階。

音声分析では、リソースがそれそれの段階に、どのように分布しているかを確認できます。

今回のAさんの分布では、「思考」と「行動」にリソースが集中し、
特に「表現」のステップが少なくなっています。
アドバイスとしては、目標達成をさらに強く信じて、
もっと丁寧に知人に伝えたり、リストにまとめて整理してみるのが良いでしょう。

④オクターブ分布表示


オクターブ分布表示画面

このチャートは、音階とオクターブにどのようにリソースが分布しているかを表します。
音楽療法やサウンド・ヒーリングを行っているセラピストの方は、
とても重宝するデータではないでしょうか?
このチャートのリーディングは、少々難解なので、簡単な読み解き方をご紹介します。

一番下の数値は、各音階ごとの分布量を表します。
この中で一番少ない音階を「弱い音」と呼び、
エネルギーが沈滞したり、弱い状態があることを示します。
上部にある音階と身体との関連解説をマニュアルで読むと、
不調を感じている身体の部位が書かれていたりします。
一方、一番多い数値の音階は「強勢音」と呼び、過剰な刺激やイライラ、高揚などを表します。
主に、ストレスを感じたときに現れます。
この「弱い音」「強い音」とも、音階とチャクラとの相関で解釈して、
自己変容に向けての課題(クリアするテーマ)を象徴することがあります。

Aさんのデータでは、弱い音が「D#/E♭」。強勢音は「A#/B♭」になります(上図赤枠内)。
マニュアルの該当箇所を読んでみて、何か気になる場所がある場合は、注意するように心がけましょう。
例えば、弱い音の部位で不調を感じているときは、エネルギーを増やすように、
休養したり、栄養のあるものを食べたり、呼吸法で気を取り入れたりすると良いかもしれません。
強勢音の部位の場合は、過剰なエネルギーを解放したほうが良いので、
運動したり、お風呂に入ったり、レジャーを楽しんだり、気分転換を図るようにすると良いと思います。

⑤スペクトル領域データページ


スペクトル領域データページ

このグラフは、「スピリット・レベル」「マインド・レベル」「肉体レベル」「予備エネルギー」の
各レベルでのリソース分布を表しています。

Aさんのグラフで、気になるバランスは、
現在のリソースバランスの中の、最下段の白色4段が少し不足気味になっています(白枠内)。
これは、予備エネルギーのバランスです。
例えて言うと、
「目標達成に向けて予備タンクにはリソースがあるのだが、
まだ活用されずに秘められたままになっている状態」と言えるかもしれません。
予備エネルギーが調和してくると、リソースを現実次元で活用できるようになり、
具現化パワーが強まってくると言えます。

また、ボディレベル(赤帯)は、プラスに大きく偏り、緊張状態を示しています。
現実次元で、何らかの強いストレスを感じているようです。
音の処方箋のバランスでは、ボディレベルのサウンドは、
チャージではなく、アウトプット(リラックス)系の周波数が生成されています。

右側の赤枠は、今回の音声分析データを基に、
スーパーコンピュータが生成したフィードバックバランスです。
各次元のバランスを調整して、全体的に調和するように計算されています。
このデータに基づいて、HRTセッションのHRTサウンドとマトリクス画像が再生されます。

ユーザーが、画面を操作して自由に作り出すことが出来るサウンドは、
3チャンネルのミックス再生が可能です。
(簡単に言うと、3種類のステレオサウンドをミックスして聴くことができるということです)

マトリクス画像は、12種類から選ぶことが出来、
それぞれの画像は、あなたの心の風景を映し出した鏡のようなものです。
画像の中のピクセル(点)の一つ一つが、意識の要素を表しているのです。
そのためHRTサウンドや画像は、各人によって違うオリジナルのものとなるのです。

下の画像が、今回のデータで作成されたマトリクス画像の一つです。

 

2007年7月16日音声収録分

Aさんは、上記4月6日の音声収録から約3ヵ月後の7月16日に、再音声分析を行いました。
この3ヶ月間、自宅PCで、ほぼ毎日10分程度、HRTセッションを続けていたそうです。
前回のデータから、どのような変化を確認することが出来たでしょうか?
変化が特徴的な画面を中心に、データ査定してみましょう。

①コントロール画面上のデータ査定


コントロール画面上のデータ査定

今回のAさんのデータでは、リソース量が平均値近くまで上昇しています。
3ヶ月前の「237.46」から「410.939」まで、リソース量が増えています。
HRTセッションによって、リソースが増大したことが確認できます。

前回アンバランスだった、「現実」と「仮想」のリソースバランスはどうでしょうか?
前回、「現実17.962:仮想219.499」だったバランスは、
「現実169.968:仮想240.97」と、大幅にバランス回復しています。

まだ少々、仮想にエネルギーが偏っていますが、
かなり「地に足がついてきた」感じを実感できているのでないでしょうか?
もう少し、HRTセッションを続けていくことで、さらにバランスが回復していくことが期待できます。

②線形表示画面


線形表示画面

線形表示では、前回現れていた「精神面」「将来」の領域での山が消えてきましたが、
「肉体面」「過去」の領域に、山が現れています。

肉体的疲労や肉体的なストレスが原因か、
過去の出来事でまだ清算できていないこと、影響を受け続けていることが浮上している可能性があります。
もし今現在、それらに心当たりがない場合は、HRTセッション体験中に何か思い浮かんでくることもあります。
しばらく様子を見て、次回の再音声収録でどのような分布になっているのか確認してみたいポイントです。

③位相分布表示画面


位相分布表示画面

4つの段階への分布状況も、かなりバランスがとれてきています。
前回のバランスから考えると、調和してきており、
ものごとの進行がスムーズになってきたように感じているかもしれません。

④オクターブ分布表示


オクターブ分布表示画面

オクターブ分布のバランスは、あまり大きな変化は見られませんでした。
ただリソース量が増加しているので、各音階ごとの総量や、分布比率に変化が見られます。

⑤スペクトル領域データページ


スペクトル領域データページ

前回の「予備エネルギー」の不足感は、徐々に解消されています。
リソース量が増えたことで、エネルギッシュに変化してきているのかもしれません。
前回、緊張気味でプラス(アウトプット)に大きくバランスしていた肉体レベルのバランスが、
今回は、マイナス(インプット)に偏りました(白枠内)。
具現化に向けて緊張が緩み、変容・行動が始まり、
現実レベルのエネルギーがもっと必要になってきたか、
音声収録の時、肉体的に疲労感やエネルギー不足を感じていたのかもしれません。
線形グラフでも、肉体領域で、山が出来ていましたので、
少々、肉体的に疲労があるのかもしれません。

今回のデータを総括してみると、
リソース量の増加と「現実と仮想」をはじめとするリソースバランスの調和が、
はっきりと確認できます。
今後も、HRTセッションを継続することで、
さらに調和した状態に「自己変容」が進行することが期待できます。

下の画像が、今回のデータで作成されたマトリクス画像の一つです。

2007年10月6日のAさんからのリポート

近況報告としては、やはりやる気や行動力は上向きになっていると思うし、
以前のスカスカな日常に比べたら、かなり充実してきたように感じます。
来月か12月にはもう一度録音したいなと思ってるので、またよろしくお願いします~

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