連載「HRT音声分析って、なんだろう?」 4
日常のTPOに応じてHRTセッションを使ってみた感想 山田 剛
■こんな使い方、あんな使い方
さて、2006年に未完成ながらもHRTコーナーを開設してから約9ヶ月。
その間、僕自身がHRTの使い方をいろいろ実験し、
日常生活の様々な場面で活用してみました。
ここでは、僕が感じた感想やHRTスタジオで体験された方の感想などから、
HRT体験の特徴を簡単に書きとめてみます。
HRTセッションを、日常生活で活用する際の参考になると思います。
HRT体験リポート集と併せてご覧ください。
■不安・恐れなどの感情が柔らぐ、消える
現実的なストレスに直面している時、精神的にかなりきつい状況の時に、
とても強くこの効果を実感できます。
本当に楽になることが多いです。
このようなストレス時には、僕はヘッドホンを用意するのも面倒に感じるので、
PCのスピーカーからサウンド再生し、マトリックス画像を眺めるだけという、
一番手間のかからないセッティングで体験します。
約3分くらいで気持ちが和らいできます。
画像の見え方が変化してきて、
サウンドに心が同調し始めたのが分かり始めるくらいのタイミングです。
その後5分くらい体験を続けると、
さっきまで感じていた心の緊張(不安)が感じられなくなり、
次に何をすべきかをクールに判断できる意識状態になります。
この不安感やストレス感の解消は、
約10分間の体験で、気持ちを切り替えることができるので、
とても役立つ手段だと思います。
■意識拡大・意識変容
これは、多少長めにセッション体験した方が、実感できると思います。
20分以上の体験をお勧めします。
途中で何度かサウンドと画像のパターンを変えてもよいでしょう。
意識が画像の中に吸い込まれてゆくような感覚になり、
瞑想状態と似たような感覚になります。
途中、目を閉じて、サウンドだけに意識を集中するのも効果的です。
HRTスタジオのヴァイブラサウンド・セッションで体験した方は、
このような感覚を体感しやすいようです。
目を開けて体験するのが苦手な方は、
最初から目を閉じて、サウンドだけに集中する体験方法も良いでしょう。
さらに、マインドスパをお持ちの方は、ゴーグル点滅だけ使用して、
(シータ波かアルファ波プログラムがお勧め)
サウンドは、マインドスパ内蔵サウンドではなく、
パソコンからヘッドホンなどでHRTサウンドを聴くセッティングをお試しください。
私は、目を閉じた方が集中しやすいので、
このセッティングで体験することが多いです。
■思考がポジティブに
上記の不安感の解消とも繋がるかもしれませんが、
HRTセッションの後、考え方がポジティブになっていることが多いです。
思考パターンが、ネガティブ・ループに入り込んでいるときには、
気分転換として活用できると思います。
雑念が静まり、一種の思考停止状態に入っているのかも?!
仕事中の休憩時間などに活用できるのではないでしょうか。
■気づき・アイディア・創造性
僕には、この使い方がとても重宝しています。
サウンド再生のスライドバーを右側の方にずらして、
活性化サウンド(マントラサウンド)になるように設定して使っています。
他のミックスチャンネルは、(HRTソフトは3種のサウンドをミックスできる)
ホワイトノイズ系のサウンドをミックスしたり、
同じように右側にスライドして、サウンドを変調したりなど(ラジオボタン操作)、
複雑なサウンド再生になるように設定すると面白いです。
メッセージのようなものが聞こえてきたり、
画像を眺めているけれど、マトリクス画像の向こう側にイメージが広がってきたり、
不思議な感覚になります。
思いもつかなかったような言葉や考えが浮かんでくることが多いですね。
個人的に、気に入っている使い方の一つです。
ダンエステスによると、
脳は、あるサウンドを聴くと、
すぐにその感覚を記憶してしまうのだとか。
そのため、毎回複雑にサウンドが変化するようにすることで、
いつも新鮮な体験として感じられるようにした方が良いそうです。
そのため、HRTソフトでは、サウンドが自然に変化したり、
サウンドミックス機能を設けることで、
複雑なサウンド生成をできるようにしているようです。
「脳は、マンネリや繰り返しを嫌う」ということです。
その他にも、「こんな使い方ができたよ」など、皆さんの報告を待ってます。
HRTスタジオの情報・予約: http://hrt-studio.com/