1-10 ヘミシンクの先にあるサウンド技術とは?

連載「HRT音声分析って、なんだろう?」 10

バイノーラルビートの先にあるサウンド技術
「バイノーラルフェイジング」1  山田 剛

 

 

■バイノーラルビート

 

「バイノーラルビート」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

http://www.style21.co.jp/brainmachine/column/009/index.htm

これは、左右の耳に異なった周波数サウンドを流すことで、

その差の周波数のビート音が、脳の中で作り出される作用です。

例えば、右耳に400Hz、左耳に410Hzのサウンド流すと、

脳の中では、10Hzのビート音が作り出されることになります。

 

このバイノーラルビートを利用した製品として、

近年、モンロー研究所のヘミシンクが話題になっています。

また、マインドスパなどのブレインマシンの内蔵サウンドにも、

このバイノーラルビートが利用されています。

 

※ヘミシンクCD(在庫売り尽くしセール中) 
http://shop-style21.com/?mode=cate&cbid=65719&csid=0

※マインドスパ
http://shop-style21.com/?pid=25621365

 

■なぜ脳波誘導のCDや装置は、

バイノーラルビートを利用するのでしょうか?

 

それは「周波数同調現象(脳波便乗効果 entrainment)」を利用するためです。

ある特定の周波数刺激(サウンド、光、振動など)を受け続けると、

脳波がその周波数に同調(便乗)しようとする現象です。

 

例えばアルファ波(10Hz)に誘導したい場合、

10Hzのフラッシュライトと10Hzのサウンドで刺激すれば、

アルファ波にスムーズに誘導されるということです。

しかし、サウンド面では一つ問題がありました。

人間の耳には、概ね20Hz以下の周波数は聴こえないという点です。

そこで、バイノーラルビートを利用して、

耳では聴こえない低い周波数を活用することが可能になりました。

 

こういうことから、

バイノーラル療法は代替医療専門家の間でも広く受容れられるようになり、

現在、サウンド系療法では基本的な技術となっています。

 

実際に、この効果を体験してみたい場合は、

2つの音叉を用意して、両耳で鳴らしてみたりとか、

ヘミシンクCDやマインドスパなどのブレインマシンのサウンドを聴くことで、

体験することができます。

そして、このバイノーラルビートの先にある新しいサウンド技術が、

ハーモニックレソリューション(HRT)に利用されています。

それを開発者は「バイノーラルフェイジング」と呼んでいます。

 

(次号につづく)

 

HRTスタジオの情報・予約: http://hrt-studio.com/

 

 

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