これは、実際のHRTセッションで記録されたスペクトル・エッセンス・ポータクルの画像である。実際にセッションが進行中であれば、画像はこのように静止(static)していることはなく、色相サイクルの動的(dynamic)流れにしたがって、一刻も止まることなく変化しているはずだ。
マグニチュードの小さい、混沌としたパーシャルは中央の核の部分に集まり、それより大きいマグニチュードの、組織だった(まとまった)パーシャルは縁の方へ広がっていく。そのバランスは、左図のように、Xパターンの画像で示される。
技術用語でいうなら、ポータクルは、「光学回析フィルター付マスク」ということになる。ハーモニック・リファレンス・ビームを照射することによって、そのとき解析している、時間領域にある対象の、相反するスペクトル領域画像を創り出すためのものである。
ひとつひとつのピクセルは、各々ひとつのオートマトン(自律)型パーシャルを現す。その位置は現実と仮想の座標によって、色は動的変化によって、マグニチュードは強度によって決定される。