【 「悲しくて、悲しくて」の人を励ますには… 】

突然ですが、
失恋して、悲しくて・・・悲しくて・・・と
落ち込んでいる人の話し相手になったことありますか?
そんな時、「元気出せよ!」と励ましても、
なかなか元気が出ないことが多いと思いませんか?

それは、失恋した人の気持ち(悲しさ・ネガティブ)と、
励まし(積極性・ポジティブ)との「ギャップ」が大きすぎて、
すぐには、その励ましに心が同調できない状態が生じているのだとか…。

では、この場合、どうしたら良いのでしょう?
まず最初は、「悲しいね~。辛かったね~」と一緒に悲しみを共有して、
いろいろ話を聞きつつ、徐々に積極的な方向へ向かっていくと、
だんだん元気になってくる。
これは、カウンセリングのスキルの一つとして紹介されている方法。

実は、同様のことが、
ストレス解消セッションにも当てはまるというのが今回の話題。
これは、ダン・エステスの感覚共振理論の一部になります。

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■今の意識状態と同調するプログラムやサウンドを選ぶ

以前、「ストレスは2種類ある」というコンテンツを書きました。
要点は、「疲れたストレス」と「溜まったストレス」の2種類ある。
そして、この2つのストレスには、アプローチが違うということです。

それぞれへの自分でできる簡単な対処法は、
HRT個人セッションのデータ査定で、必要な方にはお伝えしているので、
今回はオペレート法にポイントを絞って、
この2つのストレスへの対応方法を紹介します。

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【疲れている人への対応法】

疲労やエネルギー不足などで疲れている人は、
意識が少し静的な方向に偏っていることが多いです。
症状的には、エネルギー欠乏状態で、
休息しても深い眠りにならず、疲労が回復しないという状態です。

この状態の人がバランス回復するためには、
単にリラックスだけじゃなく、活性化も必要。
でも、いきなり活性化プログラムやビート系サウンドでオペレートしたら、
拒否反応を示すでしょう。

そこで最初は、優しいリラックス系プログラムとサウンドで、
セッション進行と体験者の心を同調します。
しかし、そのまま静的なセッションを続けても、
バランス回復には至らないケースもあります。

そこで、徐々に周波数を高め(ベータ波方向)、
曲も少しリズムのあるCDへ変化させて行きます。
セッション進行と同調している意識は、
その変化に便乗するように活性化方向へ誘導され、
セッション終了後には、リフレッシュ感を伴った余韻で目覚めるでしょう。

一度エネルギーチャージして調整されると、
その後の睡眠では、深い眠りで、心身の再生が高まります。

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【溜まっている人への対応法】

不要なストレス、情報、責任などを背負い込み、溜め込んでしまっている人です。
実は、このケースの人の方が、ちょっと厄介です。
…というのは、ガチガチに身体がこわばり(緊張して)、
傍からリラックスした方が良いと見えるけど、
「自分は大丈夫」とか「今は休めない」と、がんばるタイプの人だからです。
責任感の強い人や、プレッシャーのかかる状況にいる人などによく見られます。

この状態の人には、静的なリラックスが必要ですが、
中途半端なアプローチではなかなか癒されません。
なぜなら、まず溜まっているモノを発散してからでないと、
静的なアプローチは、効果を発揮しないからです。
HRTデータ査定では、「ジェットコースターに乗れ!」なんて言ってますが、
近所に遊園地が無い人は、HRTソフト操作やセッションで代用します。

最初に活性化系のプログラムで、一気にトランス状態まで刺激します。
音楽ならは、出来ればガンガンの曲で、光量も音量も大きめで行きます。

どうですか?
思いっきり身体が緊張してくませんか?
思考もあんまり回らず、「早く終わってくれ!」って気分でしょうか?

この緊張感が大切です。
「もうだめだぁ~」ってところで、静かな曲に変えて、
フィードバック周波数も徐々にアルファ波方向へ変化させると、
溜め込んだモノの発散と同時に、リラックス状態へ誘導されます。
ふーっと、大きく息を吐き出す感じです。

振り子を大きく振るためには、一度反対方向へ大きく振る必要があります。
緊張状態に偏っている人には、もっと緊張してから一気に発散する方法が、
とても効果的です。

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自宅でマインドスパなどを利用する際、
ストレスが溜まって、寝つけない夜には、
最初に短めの活性化プログラムを体験して、
次に睡眠プログラムを体験する方が、スムーズな誘導になります。

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HRT音声分析済みの方は、
最初にHRTソフトのスライドバーを右端(活性化側)にしてサウンド再生します。
2-3分毎に、徐々にスライドバーを左側(リラックス側)にずらしていき、
落ち着くサウンドになったところで、
しばらくHRTセッションを続けてみてください。

以上、お試しを!