今回、スタジオセッションをオペレーター目線で書いてみる。

ヴァイブラサウンドでも、マインドスパでも、
ブレインマシンを他者にオペレートしている時、
実はオペレーターも喜びを感じていることが多い。

例えば、HRTスタジオでオペレートする時、
オペレーターは体験者の様子を感じ取りながら、
プログラムを調整したり、選曲を変えたりして、
二人の共同作業としてセッションが進行している。

そのため私は予約時間前に、
意識の調整(瞑想)をして準備する。
セッションは、
自分の感覚の敏感さに左右すると考えているからだ。

セッション中は、「この辺でビートのある曲にしよう」とか、
「次は、ディープ・リラックス系がいいな」などと、
体験者の様子を感じとりながら
即興的にセッションが進行するため、
二度と同じ内容のセッションは再現できない。
そのためスタジオには、
アンダーワールドから鈴虫の音のCDまで、
一通りオールジャンルの音源を準備している。

開発者ダン・エステスの言葉を借りれば、
「ヴァイブラサウンドは、
体験者とオペレーターのコミュニケーション・ツールだ」
ということになる。

session3

さて、体験者が満足するセッションのためには、
体験者とオペレーターの信頼関係を
いかに確立できるかが大切なポイントである。
特に初めて体験する方は、やはり緊張している。

そこで、私が対応する時には、まずニコニコと出迎える。
そして相手は事前に何を知りたいか、
どう感じているかを伺って、
必要なことに返事をするよう心がけている。

不必要な情報過多の状態は、
疑問や期待感を増大させて思考を活性化させてしまう。
そうすると「感覚共振状態」へのブロックになることもある。
「やり過ぎの親切」は逆効果ということである。
(しかし、つい調子に乗って話し過ぎてしまうことも多く反省の日々だ)

hrtstudio-session_0002

それから、いよいよセッションとなる。
ここで「コントロールしているのは体験者自身だ」と伝えることが大切なポイント。
「光や音の強さを快適なレベルに調整できること」、
「途中で止めたくなったら、いつでも止めることが出来ること」…など、
体験者が快適なセッティングで体験するためにサポートできることを伝える。

そしてオペレーターは体験者を感じつつ、セッションを展開していく。
「今、光のマンダラにハマっている」、
「あれ? 寝ちゃったか?」、
など、体験者とセッションを共有する楽しさ。
セッション後に、体験者が生き生きとした表情に変わっているのを、
最初に見ることが出来る喜び…。

いかがだろうか。
ちょっと想像しただけで、
あなたもオペレーターの密かな喜びを理解できるのでは?

※HRTスタジオ http://hrt-studio.com/
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以上は、2002年に書いたコラムを校正しました。
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