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2-07 HRTは他の振動療法とどう違うのでしょうか? 

現在、さまざまな種類の音声分析機器が販売されていますが、

そのほとんどは、より良い発声法や歌唱力の向上を目的としたものです。しかし近年、「声は、(発声そのものだけでなく)健康増進や成功、そして人生に対する満足感などを得るために役立てることもできる」ということを、立証しようとしている研究者が増えてきています。

そのような研究によって開発された方法のなかには、コンピュータを使ったものもあれば、手動式のものもあります。その大半は、一般的なコンピュータ・プラットフォームを使用することを前提としています。限定された範囲で声のスペクトル署名の測定や測定したデータのマッサージ(訳注=自動的に効率良く処理)を行なうにはそれで充分でしょう。さらに、その多くが、オクターブあるいは音楽の記譜法による周波数分布の測定を行なうことのできる機能を備えていますから、簡単な周波数分析のための診断装置としては、立派に役立ちます。

しかし、複合的な周波数のマグニチュードや位相、各々のパーシャルに含まれる、現実の要素と想像(仮想)の要素の分離などを行なうことができるほど、大きなパワーはありません。したがって、聴覚時間領域のデータを、視覚的に表現できるよう、スペクトルの周波数領域に重ねて同期変換することもできません。

さらに、測定されたデータを効果的に使用するための、洗練された出力もフィードバックのメカニズムも備えてはいませんから、通常、分析の結果は、また別のフィードバック装置用に分析してから、入力しなおさなければなりません。このようにして得られた分析の精度は、たいてい1ヘルツ程度の(+/- 1 Hz)誤差があるために、正確な音程、音階の表記に必要な精度を得ることができません。最低でも、誤差0.01ヘルツ(+/- 0.01Hz)の精度が要求されます。また精度が充分でないと、大きなダイイシスの整数比を協和音にすることもできません。

HRTは、複数のコンピュータをリンクさせて、

ひとつのスーパーコンピュータとして働かせる、「分散クラスタリング」と呼ばれる、新しいコンピュータ概念に基づいています。このスーパーコンピュータにアクセスすれば、今までの他の方法では不可能だった、複雑な処理も、高い精度で正確に、高速で実行することができます。すべてのデータのネットワークへの出し入れは、当社の100%安全なポータルサイトを通して行なうことができますし、また、他社の場合は、個々の音声成分だけを扱うのに対して、当社のステーションは唯一、完璧な音声全体の分析、整音を行なうことができます。もちろんすべての情報は最高度の機密を保って処理されます。

 

HRTプロセスには、他の音声分析プログラムとはまったく異なる、独創的な機能や利点が数多く備わっています。

1.ひとの声に含まれる、あるパーシャルと他のパーシャルの間の差異を「解決・分解する」能力という点で、

標準的なスペクトル分析装置では結果が限定されたものになります。特に、普通のコンピュータを使った装置の分解能(最小識別能力)は1ヘルツ程度ですが、「自然秒(natural second)」は標準秒よりも短いため、そのような一般のプログラムでは大きなダイイシスの整数比を分解することができません。したがって、標準的な高速フーリエ変換においても、パーシャル(部分要素)をすっかり見落としてしまう可能性があります。

ひとの声に含まれる部分要素のごく一部は、大きなダイイシスの整数比ではなく、かなりの数に分かれた周波数のグループになっています。これらの周波数グループは、他の部分とシンクロするのではなく、そのひと固有の共振状態を形成し、強調しつつ肉体に対抗しています。 通常の高速フーリエ変換では、このような特異なパーシャルは他の部分と一緒になってしまうのですが、HRTプログラムなら、それを他の部分と別に分けて、分析したり、フィードバックしたりできます。その結果、ノイズに邪魔されず、純粋な評価に基づいたセラピーが可能になるのです。HRTは信号雑音比(S/N)を改善したわけです。

ほとんどのプログラムが声だけを測定するのに対して、HRTは呼吸の分析も同時に行ないます。そこから、そのひとがどのように生命の源を吸収し(息を吸う)、外界に向けて、自分自身を表現しているか(息をはく)が明らかになります。

 

2.長い間、人間に関する生物統計学的研究は、

脳波や鼓動、発声の、いわゆる「基本周波数」の測定ができなかったために、限られたものしかありませんでした。精密な測定ができなくては、真に調和したハーモニー・調和(周波数構成)を決定することはできません。人間は、振動スペクトル域の広い範囲にわたって、連続した基本周波数域を造りだすことができます。発声や脳波図、心電図では、純音でない限り、その基本周波数は揺れ動きます。ですから、ある一定の時間(通常30秒以上)をかけてサンプルを記録し、それから、その結果、測定された周波数全体を「正常化」して、「平均基本周波数」を得る、というのが最良の方法なのですが、残念ながら、この過程で、真の調和関係は破壊されてしまいます。

しかしながら、当社のスーパーコンピュータやベクトル処理アルゴリズムを使った研究の結果、最近では、普遍的な解決・分解比である、大きなダイイシスの関数を使って、ユニバーサル・リズム「-1」の平方根は自ら分解することが判ってきました。この結果、あらゆるものの普遍的な基本周波数が得られることが、実験によって検証されています。すべての自然の振動を構成する周波数を測定すると、その多くは、この普遍的基本周波数の整数比になっています。現在では、あらゆる人の、自然発生的調和振動(共鳴)が、大きなダイイシスを基本にして、算定することができるようになりました。これによって、私達の周波数は、個人の各部分が互いに共鳴しているだけでなく、また他のすべての人の部分とも共鳴し合っている、ということが明らかになったのです。

私達はひとりひとりがユニークな周波数の集合体です。そのひとつひとつが、すべて同じ数値の整数比の周波数なのです。ひとの基本周波数は常に一定しているわけではなく、多少揺れ動いているのですが、その構成部分である倍音の振幅や位相は一定しています。したがって、今ではそれを分析することで、人間の声の真の調和振動署名を確定することができるようになりました。この自然共鳴を使って、現在の自分(実際の自己)を高めることで、可能性のある自分(潜在する自己)へと変容することができるのです。さらに、すべてのひとの調和振動署名は、同じひとつの世界時間軸を共有していますから、フィードバック療法によって、セラピストや周りのひとに害を及ぼすなどということはなく、かえって互いに直接リンクすることになるでしょう。

 

3.HRTが目指しているのは、そのひとの内の何が悪いかではなく、

何が良いかを明らかにすることです。「失われている、欠けている」周波数帯や、ストレス、緊張を示す周波数、あるいは多重周波数を見つけ出し、それを変えようとする代わりに、HRTは、そのひと個人の自然共鳴を見つけて、それを、多重感覚バイオフィードバックを通して高めていくようにします。そのひとの周波数域に抜けているところがある、というのは、何らかの理由で、自分自身のフィールドから、その周波数帯を拒否あるいは締め出しているということです。悪いところを修復するより、良いところに焦点を絞って、それを高めたり、増幅したりする方がずっと良いはずです。自然共鳴を高めることは、問題を自分自身で解決するために大いに役立つでしょう。

 

4.ひとの声のような複合周波数署名は、

多数の、互いに関係し合う部分「パーシャル」から構成されています。個々のパーシャルは、揺れ動く基本周波数から創り出された倍音(基本周波数の整数倍の振動数を持つ音)で、それぞれ異なる位相を持っていることもあります。複数の波の位相が同じ、つまり「同相(in-phase)」なら、波(周波数)のピークが重なって、その位相角度は0度ないしは360度になります。時間が経過して、波のピークが離れるにしたがって、位相角度は時計回りに1~359度の間で移行していきます。

HRTは、ひとの声に含まれる基本周波数だけでなく、調和成分のすべてのパーシャルの計測、分離、分析、そして再生を行なうことができます。さらに、元の発声の位相関係を維持することができ、ユーザーは、フィードバックする音の、基本周波数とパーシャルの配合を選択することも可能です。これによって、セッションは、基本周波数に付随するストレスの大きすぎる周波数を「除外」したり、倍音を異なるパーシャル配合で「再配分」することができます。

 

5.長い間ずっと位相分布の分析が行なわれなかった背景には、

これまでのテクノロジーでは、位相「ゼロ/0」の検出ができなかったことがあります。しかし、スーパーコンピュータを使えるようになって、参照基準としての基本周波数の位相を確定することが出来るようになり、相関するパーシャルの位相も算定できるようになりました。このような位相決定(phasing)の組換え(reassemble)および再配分を行なうことで、思考や表現、行動から生じる強い願望を具現化する能力を高めることができるのです。ここまで来れば、具現化サイクルの象限、つまり4段階中3つ目まで来たということになります。

 

6.複雑な信号は、現実要素と想像(仮想)要素から構成されています。

直角に交わる正弦波および余弦波の関数という言い方もできます。想像要素である正弦波関数は周波数領域の要素で、音楽理論で言えば、ひとつひとつの楽器のボディが持つ固有の署名反響と関係しています。現実の余弦波関数は指数時間領域の振幅エンベロープ(包絡線=波形全体の形)、つまり、ある時間内の周波数のエネルギーの増減変化を現しています。音楽では、これ(訳注:時間とともに振幅が変化していく状態)を、それぞれ、アタック(振幅が急激に大きくなる)、ディケイ(徐々に小さくなる)、サステイン(維持)、リリース(小さくなって消えていく)と表現しています。周期信号にはこの内のアタックとディケイしか含まれていません。

スーパーコンピュータを使用することで、HRTでは、それぞれのひとの声の位相に含まれている、現実と想像の部分を分離し、全脳同期化(Whole-Brain Synchrony)して、その位相差をなくすことができるようになりました。現実部分の成分は左脳から発生し、想像部分の成分は右脳からやってきます。ですから、バイノーラル・フェイジング(両耳位相決定binaural phasing)によって、脳の左右の領域の位相差を解決することで、結果的に、潜在するもの(ポテンシャル)が具現化してくるようになるのです。現実と想像の領域(肉体と精神)は、全脳同期状態という複合領域のなかで、心によって組み立てなおされるわけです。

浄化水を反応器に入れ、現実と想像両方の調和振動系列の成分を注ぐと、

水は泡立ち、蒸発し、自然に、どんな測定法でも計りきれないほど浄化されていきます。つまり、統合と浄化を通して、自分自身が変容の動因となって、自ら分解(気化)するのです。「聖なる(holy)」ものの本質といえるでしょう。もちろん、人間の場合は、このような急速な変容には耐えられるわけがありませんから、もっとゆっくり時間をかけて、自分の悪癖や怠慢(あるいは虐待されたり、無視されたりしたこと)を浄化して、人生に真の価値をとりもどさなければなりません。

7.精密な音声分析を行なう上で、検体となる声のレコーディングは最も重要な因子のひとつです。

マイクロフォン・サンプリングの基準性能が、最低でも、16ビットのモノ・フォーマットで毎秒32,000回(32KHz)の採取が可能でなければなりません。ほとんどの音声分析プログラムでは、8~16キロヘルツで録音されますが、それでは充分な効果を得るのに必要な解像度や周波数帯の検出ができません。また、録音の音量が大きすぎて「とんでしまう(clip)」ような場合も、分析用の情報に、誤った情報が混入してしまいます。

さらに、ひとつひとつのレコーディングのレベルが異なると、複数の音声を比較することが困難になります。HRTでは、極限技術水準の録音技術を駆使して、スーパーコンピュータによる分析を用い、録音した各人の声を「ノーマライズ」して、スペクトル領域内に納まるようにすることで、このような問題点を解決しました。表現を変えるなら、最大振幅の部分要素を100%確定して、その他の部分は、これと相関する位置に置くようにしたのです。これによって、ノーマライズするマグニチュード(波の大きさ)、すなわち現在使用できるエネルギーの全量を測定できるようになったのです。

8.現在流通している音声分析装置の多くは、

オクターブ分配グリッドを使用して、特定の音が数オクターブの範囲内で何回聞こえているのかを表示するシステムになっています。それに対して当社の場合は、オクターブ・グリッドは、14オクターブもの領域を包含し、そのなかで、特定の音だけが総計で何回聞こえるかではなく、ひとつひとつの音を振幅全体のなかで計測します。このため、ひとつひとつの音の全エネルギーを、はるかに精密に計測することが可能になります。さらにHRTは、ひとつひとつの音の全位相も表示することができます。このオクターブ分布の表示のおかげで、診断能力や療法効果が飛躍的に向上しました。

9.サウンド・セラピーの大半は、

スピーカーかサブウーファーのどちらかあるいは両方を通して、モノラルあるいはステレオ・チャンネルでフィードバックするシステムになっています。HRTには、ユーザー自らが指定できる出力が6チャンネル(ステレオ3チャンネル)ありますから、そのフィードバックは、(聴覚のみでなく)視覚や振動触感など、異なった感覚レセプター(受容器)にも浸透させることができるのです。種類は異なっても相関するハーモニクス(調和成分)が様々な感覚に浸透し、そこに根を下ろすのです。

10.HRTはその卓越したコンピュータ計算能力を駆使して、

実際のフィードバックを視覚的なものにすることができます。すなわち、超ひも理論に基づいて、ユニークで各自に適したアルゴリズムを使い、音の振動をスペクトル波形に変換するのです。その結果、生じる複合周波数領域図はフラクタル様の画像を形成し、ユーザーは自分自身の実際のエネルギーと潜在するエネルギーを、ダイナミックな流れの中として、目で確認することができます。

11.ほとんどの音声分析プログラムは、

複雑な分析、診断を行なった後、改めてフィードバック用の周波数発生器の「チューニング」を行なう必要があります。その点HRTなら、分析もバイオ・フィードバックも1つのソフトウェアで処理することができます。つまり、発声からフィードバックまでの間に、すべての周波数、位相、マグニチュードの相関関係を確立することができるのです。当社のソフトウェアは、65.536台の位相コヒーレント周波数発生器を自動制御することができるので、いちいち「決定」する必要がありません。ユーザーやオペレータは、ただ「セッティングを選択」するだけで良いのです。

12.他のプログラムには、

ひとの声の内、調和(harmony)か統一(coherent)のいずれか、あるいは両方を選択して測定するための情報が含まれていましたが、HRTのソフトには膨大なデータページが含まれており、どんな音源でも完璧な倍音(高調波)分析ができます。
(訳注=harmonyと coherenceについて:
harmonyとは和声、調和している状態を意味する。音なら、主音(基本周波数)と倍音からなる和音である。
Coherenceとは一致、一貫の意味で、音や光の波の位相が一致しているか、それにごく近いことをいう。音なら、単音に、光であれば、単色光として感じられる。)

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