センソリウムⅣでDBBのセッションをプログラムしてみました

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■バイノーラルビートってご存じですか?

左右の耳に少しだけ異なる周波数を流すことでうなり音(ビート音)を生じさせ、脳波誘導や意識変容に利用する音響効果です。例えば400Hzと404Hzの音を左右の耳に流すと、その差分の4Hzのビート音が脳内に生じます。そのビート音に同調するように脳波が誘導されるサウンド効果です。
このバイノーラルビートはマインドスパの内蔵パルス音に利用されていたり、モンロー研究所の「ヘミシンクCD」は名前を聞いたことがあるかもしれませんね。

https://style21.co.jp/brainmachine/howto/binauralbeat/



■では、「デュアル・バイノーラルビート(DBB)」って聴いたことありますか?

僕はインナーセンス社の「センソリウム」シリーズの機能でしか聴いたことがないのですが、音響スタジオやDJ、シンセサイザーエンジニアリングなどでは利用されているサウンド効果かもしれません。この効果は、前述のバイノーラルビートを2種類同時に再生させて、より広大なワウワウ感を生じさせる音響効果です。

どんな感じなのか説明が難しいので、センソリウムⅣのマニュアルから引用してみます。


「デュアル バイノーラル ビートでは、各耳に 2 つのトーンが混ざった音が聞こえます。これにより和音(ハーモニー)が生まれ、音がより豊かで充実したものになります。和音効果に加えて、「ビート」効果もあります。2 つの異なる周波数の音が密集しているとき、2 つの周波数が混合されると、結果として「ビート」現象が発生します。

結果として生じる音は、平均周波数が差分周波数でパルス化されたものです。2 つの周波数が離れている場合、それらは 2 つの異なる周波数として認識されます。それらが近づくにつれて、ビート現象はより顕著になります。

多くのプログラムでは、音のピッチが徐々に変化するか、1 つの音から別の音にスムーズに変更されるため、鍵盤楽器では選択できない「中間」の音になります。2 つの混合周波数が接近して交差すると、複雑なビートの相互作用が発生し、魅力的なサウンド効果が生成されます。

2 つの異なるバイノーラル ビート オフセットと 2 つの混合トーンの組み合わせにより、Sensorium Quantum Ⅳ は非常に強力なムード コントロール機器になります。サウンドは、3 次元の動きの効果であなたを取り囲んでいるように感じます。この体験は、これまでのライト&サウンドマシンで実現できたものをはるかに超えています。」

……やっぱり想像しにくいですよね(笑) これは体験してみないとよくわからないサウンド空間の世界です。



■そこで、センソリウムⅣでDBBのセッションをプログラムしてみました

音声分析モニターの皆さんの協力によって、僕はやっとセンソリウム4の基本操作に慣れてきました。そこでもう一歩機能を活用できるようにしたいと考え、DBBセッションを試行錯誤しながらプログラミングしてみました。(3連休にセッションルームで缶詰合宿(?)を行い、起きてる時間は体験と修正を何十回も繰り返して、僕のイメージする「DBBサウンド空間&ライトショー」のセッティングを何度も探求しました)

何種類もの周波数が複雑に共鳴した広大なサウンド空間が広がり、そこに光の点滅周波数と振動周波数が加わった感覚共振セッションは、短時間で変性意識に誘導されるように感じると思います。きっと今まで体験したことのないサウンドスケープ体験となるではないでしょうか。

今回制作したDBBセッションは、音声分析セッション前半「ハーモニックサウンド」のイントロに組み込むことにしました。最初にDBBを体験して、そのまま自分の声から生成された「ハーモニックサウンド」に移行します。意識が拡大した状態で「ハーモニックサウンド」を体験することで、よりディープで効果的な体験になることを期待しています。体験者がダウンロードできるハーモニックサウンド音源にはDBBも一緒に録音されたデータをお渡しします。



HRTスタジオのセッションは、一歩一歩アップデートを重ねてます。機会を見つけてぜひ体験にお越しください。体験モニター募集枠もだんだん少なくなってきましたので、お早めにご予約ください! スタジオでお会いできるのを楽しみにしてます。

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hrtstudio
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